「予約の取れる」ホームページ制作とは

【目次】




ホームページの現状について


Aホテルの社長さんとの会話です。
私:  「ホームページからの予約はどうですか。」
社長A:「全然ダメ。」
私:  「月に何件くらいの予約がありますか?」
社長A:「月どころか、月間数件の予約しか入らない。ホームページの出来はいいと思うのだが。」
社長Aさんは、しきりに首をかしげておられた。さっそく、Aホテルのホームページを見ました。う〜ん、確かに良く出来ているんですがねぇ・・・?

B旅館の社長さんとの会話です。
私:  「ホームページを立ち上げて、ちょうど1年になりますが、ぼちぼち予約が入り出しているでしょう 。」
社長B:「アクセス数自体が少ないので、予約が入る云々の問題ではない。」
B旅館のホームページを見ると、確かに、アクセス件数が少ない。


Cホテルの支配人さんとの会話です。
私:   「ホームページは、立ち上げられましたか?」
支配人C:「一年前に立ち上げたよ。」
私:   「予約状況はいかがですか。」
支配人C:「4件の予約があった。」
私:   「それはよかった。まあまあの予約件数じゃないですか。」
支配人C:「そうですかねえ。」

しきりに首をかしげる支配人C・・・。少し不安になって尋ねてみた。
私:   「4件というのは日に4件ではなく、月に4件ということですか」
支配人C:「いえ、年に4件です。」
私:   「・・・」
終わっている・・・。

しかし、笑うに笑えません。


どうやら、Aホテルは、ホームページ作成自体に問題があり、B旅館の場合は、マネージメントに問題がありそうです。・・・・・・・・・Cホテルの場合は・・・・・・・・う〜ん。


またなかには、こんな支配人さんがいました。ホームページがあるの言うので、インターネットで探したんですが、これが幾ら検索しても引っかかってきません。調べて見ますと、あることにはあったのですが、それはホテル自体のホームページではなく、親会社(酒造会社)のホームページだったのです。これでは、いくら探しても見つかるわけがありません。なんせ、親会社の名前とホテルの名前は全然違うし、あくまでグループ会社の一覧として紹介されているだけなんですから・・・・・・・・・・・・・・。これは、嘘のような本当の話。

ホテル、旅館にとって予約は命綱であります。予約ななければたちどころに潰れてしまいます。まあ確かに、予約はホームページ以外からでも入るでしょう。エージェント、予約サイト、広告、営業マン・・・・・・等など。ただ今後インターネットを通じた旅行売上が、現在の15%(全旅行売上に対して)から30%に達すると予測されているなか、自社ホームページを軽視することは出来ません。



 私の仕事は、コンピューターシステムを制作、販売することです。コンピューターシステムといっても、領収書を発行したり、日計表を出力したりするもので、それ自体が売上に貢献するものではありません。まあ、それはそれで、なくてはならないシステムですが、なんといってもホームページです。これは、直接売上に貢献してくれますし、扱い方によっては化けます。

しかし、しかしですよ。
現状はというと、
私  「ホームページの調子はどうですか」
社長D「予約なんてほとんどない」
私  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
本当に、これでいいのでしょうか。
高いお金を払って作ったホームページが、ほとんど役に立っていないという現実・・・・・・・・・・・・・・。


 これまで、多くの事業所の方と商談させていただきましたが、だいたいにおいて反応は、次のように大きく二つに分かれます。
「それなりに反応はある。」派と・・・・・・・(少数派)、
「ほとんど反応なし。」派・・・・・・・・・・(多数派)。

”それなり派”も、月300件から年400件というところもあれば、年に400〜500というところまで様々です。ただ正確な数字は、把握し難い面があります。といいますのも、実際、ホームページを見ているのですが、予約は電話でというお客様もいらっしゃるからです。特に、年配の方に多く見受けられます。確かに、コンピューターで予約をするのに抵抗があったり、面倒だったりします。


予約の取れないホームページ制作が陥っている罠とは?

美しいグラフィック、最先端のテクニックを駆使した動き、整然としたレイアウト・・・・・・・・・・・・・・・・。実は、以前の私もこのテクニックとやらに凝っていました。確かに魅力的ですもんね・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
傍から見ていて、とても動いているようには見えないリアルタイムの映像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
もったいないので、直ぐにはメニューなどは見せません。トップ画面には意味のない画像を表示・・。
無意味な日時を表示・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、等など・・・・・・・・・・・・。
でも、さすがに音楽は挿入しませんでしたけどね・・・・。
とにかく、予約が取れる取れないはお構いなし、そんなホームページでしたから予約なんて入るわけがありません(年数十件、あっても年100件程度・・・)。このテクニックというヤツは厄介な存在で、使えば使うほど、ますます予約が取れないようになるのです。おまけに、アクセス件数まで少なくなります。皆さんは、ハマッてはいけませんよ、この不思議に魅力のあるヤツに・・・・・・・・・・・・・・。


それから、全て業者任せもいけませんよ。画像と挿入文を、メールかFAXで送ってハイ終わり。それでは予約は取れません。腰を落ち着けて、じっくりと打ち合わせをして下さい。



ホームページ制作業者が作るホテル・旅館ホームページは絶対か

制作業者の選定は難しいですね〜。業者によって、得意、不得意はあるし、見積もりもよくわからないですしね。大抵は、地元の業者か知り合いに頼むのでしょうけれど・・・。

私は、ホームページは営業マンでなければならないでと思っています。それも、優秀な・・・・・・・・・・。
優秀な営業マンというのは、仕事を取ってきてナンボです。ここで言うところの仕事とは予約のことであります。普通、人を育てるにはどうされますか。まず、宿泊業について教育されますよね。ここに、まず第一の問題があります。ホームページ制作業者のプロは観光業界のプロではないということです。だから通り一遍のホームページしか作れません。トップ画面に建物概観の全体像があり、部屋の写真、料理、料金と続いています。右へ習えとばかりに、同じようなホームページが生成されています。これでは差がつくわけがありません。従って、他社と区別がつかず、「どこに泊まっても同じね。」という印象を、お客様に持たれてしまいます。はたしてこれで、予約が取れるのでしょうか。


次に、考えねばならない事は、マネージメントです。いくら有望な新人でも始めから優秀な人はいません。上手く育ててやらないと、平凡な人間になってしまいます。それと同じで、ホームページも、継続して育てていかねばなりません。それが更新であります。独り立ちできる(予約がコンスタントに取れる)ようになるまで、仕組みを変えていかねばなりません。実はこの仕組みが重要なのです

さらに考えねばならないことは、宣伝です。つまりマーケティングです。いくら優秀なホームページであったとしても、その存在が誰にも知られていないというのであれば、まるで鳥取砂丘の中で落としたコンタクトレンズを見つけるようなものです。・・・・・・・・・・・・・・・・誰も捜すことはできません。その様にならないためにすべき事は、制作後のフォローです。まず思いつくのは、検索サイトへの登録です。これはあくまで最低限の作業ですが、実は意外とこれが出来ていないのです。その為、いくら検索してもヒットしないのです。これでは、予約を取るどころか訪問者すらありません。ただ問題は、検索サイトに登録したからといって、ほったらかしではいけません。

例えばこのサイト、2002年3月18日にアップしたのですが、最近、Google、Infoseekなどのロボット検索エンジンに、たて続けに登録されました。詳しくは「管理人の部屋」を見て頂きたいのですが、”ホームページ作成 ホテル”などのキーワードでトップページに表示されています。しかも、ほとんど1番目(36,000件中)か3番目までに表示されています。と言うことは、いままで1番目に表示されていたホームページが2番目以降に下がったと言うことになります。まあ、10番目位までに表示されればOKでしょうけれど、もし30番目以降の表示となりますと、これは苦戦を強いられます。キーワード検索を使って、目的のホームページをお捜しになられたご経験を誰しもお持ちだとは思いますが、ほとんどの方は、3,4ページ目以降に表示されたホームページを、クリックされないと思います。つまり、お客様にクリックして頂くためには、せめて、3ページ目以内に表示されることを目指さないといけないのです。

私のホームページは、5月7日の時点では、36,300件中1番目です(キーワード「ホームページ作成 ホテル」、Googleより)。しかし、今後、このままほったらかし続けるとどうなるか・・・、もう、お分かりでしょう。検索エンジンで上位ページ表示を目指す、これも競争です。他のサイトも、このまま指を銜えて見ているとは思えません。特に最近は、SEO「検索エンジン最適化」(備考 1)を、有料で行う会社が増えてきました。

とにかく、そういった意味で、業者選定の分かれ目は「ノウハウを持っているかどうか」にあります


本当に欲しいのは「予約の取れるホームページ」です。


(備考 1)Googleなどのロボット検索エンジンで、上位に表示されるように、ホームページ作成すること。アメリカでは、費用対効果の高いマーケティング手法として、既に確立されている。


ホームページ制作、業者製と自社製どちらが有利か。

 一概に言えませんが、あえて言えば、業者製はまとまっていて、自社製はまとまりに欠ける、と言ったところでしょうか。

たまに、プロ顔負けのホームページを見かけることがありますが、大抵は「あっ、これは自社製だな」とわかります。では一体、どのようなところでわかるのでしょうか、
@ お客様が最低限欲しい情報が入っていない。
A 全体のバランスが悪い。
B 背景色がケバケバしい。
C 画像が暗い。
D 更新されていない―予約画面のカレンダーで、過去の月が表示されていて肝心の当月が見
               当たらない。
とまぁ色々ありますが、結局のところ、これでは予約を取るどころか、かえって宿泊施設のイメージダウンになりかねません。


ただ例外があります。全体のバランスが良くないのに、予約を稼ぎまくっているホームページが存在します。何故、予約が取れるのでしょうか。

それは、(予約を取る為の)仕掛けが随所に散りばめられているからです。


ホームページ制作、更新は本当に必要か。

結論から言いますと、「必要です」。ただ、ほとんどの方は、その意味がわかっていないように思います(失礼)。以前、三重県にあるYビジネスホテルの社長さんとお話した時のことです。

Y社長:「更新は絶対に必要や。・・・更新しなかったら飽きられる。
この”飽きられる”と言う考えは、一般のそれも個人のホームページについては言えますが、企業のホームページには当てはまりません。当てはまらないどろこか、必ずしも”更新”は必要ないのです。但し、ただしですよ。必要なしと言えるのは、宿泊施設業以外の企業について言える事であって、ホテル・旅館の場合は絶対に必要です。それは飽きられるからではありません。必然性の問題です。古来より日本人は、四季を大切に感じて来ました。それゆえ、更新は最低でも年4回は必要です。何故なら、お客様はホームページを通して、そのホテル・旅館・民宿・ペンションの雰囲気を感じ取るからです。あるシティーホテルでは、3日間問い合わせがなければ、担当者が呼び出され更新命令が下るそうです。

「更新は必要です」と言えば、必ず次の言葉が返ってきます。「更新といってもねぇ・・・・、なにを変えればいいの?」・・・・・。

一般のサイトの場合、アクセス件数を上げる為に必要な作業は”更新”です。しかし、実は皆がつまづくのも”更新”であります。半年もすると何を更新すればいいのか分からなくなり、だんだんと負担になってきます。例えば、オンライン小説とかは、比較的更新し易いサイトでありますが(何故なら、更新材料に事欠かない。)、通常の企業の場合、この材料がなかなか見つかりません。見つからないのは、更新を特別の事として考えるからです。

ビジネスホテルの場合はどうでしょうか・・・。外観、内装含めてたびたび変わる物ではないし、一見、頻繁な更新は必要ないように思われます。だが違うのです。ホテル・旅館の場合、予約が取れないといけません。そのためには、更新して、仕掛けが正しいかどうかチェックする必要があります。予約がとれるまで、仕掛け・仕組みを細かく変えていかねばなりません。よって、更新作業は重要なポイントになります。


※更新が必要な理由その2:  ロボットは、定期的に巡回を行っています。巡回の際、内容が前と変わらなければ、ロボットは徐々に巡回しなくなります。


ホームページのないホテル、旅館

「ホームページを開設しても、さほど効果がない」という身勝手な噂を信じて、ホームページそのものを開設していないホテル、旅館、民宿、ペンションがあります。

ホームページは、宿泊施設の顔であり、玄関であります。順番から言うと、先にお客様が出会うのは、実際の建物でなく、施設を紹介したホームページです。それに、最近の傾向として、宿泊施設選びの最後の決め手はホームページになっています。

人は、旅行、出張の際の宿泊施設選びに、宿泊予約サイトとか観光関係などのホームページ、自治体が開設しているホームページなどを見ます。そこには、必ず、宿泊施設の紹介があります。ここで、ホームページがなければ、宿泊施設名と電話番号の表示のみとなります。どのような施設内容かを知りたい為に、そこを訪問したのであるから、ホームページのないホテル、旅館、民宿、ペンションは、当然、飛ばされます(情報が、全く、わからないので)。今後、インターネットを通じた旅行売上が13,4%であるいまの水準から、数年後にはその倍になるだろうと予測されているなか、ホームページがないと言うのは致命傷になりかねません。

今、とても不景気です。ホテルは稼働率の低下に悩み、旅館・民宿・ペンションのオーナーは、新規顧客獲得に頭を悩ましています。それと、このデフレです。少々、稼働率が上がっても、宿泊料金の低下が、それを帳消しにします。まったく、大変な世の中になったものです。しかし、悩んでばかりいても問題は解決しません。なによりもまず、新規にお客様に来て頂かないことには始まりません。

データーを見ると(データーに見る観光産業の実態)、旅行は、年2回行ければ良いほうです。使うことが出来る費用は、1人当たり4万円(交通費等全ての費用含む)。4人家族で、およそ12万円くらいになります。実際、大多数の人はもっと少ないはずです。それだけに、宿泊施設選びは真剣勝負です。失敗は許されないのです。何故なら、年1,2回しか行けない旅行、その旅行が成功するも、失敗するも7,8割、宿泊施設にかかっているのです。よって、多方面から、その施設の情報を調べようとします。

例えば、エージェントに行ってパンフレットを貰ってきます。パンフレットには、施設の写真1枚と料理内容、宿泊料金が載っているだけです。そこで、より詳しい情報を求めて、インターネットで施設のホームページを調べようとします。よってホームページがない施設はカットされ、ホームページはあるが検索サイトにひっかからないところ、リンクされていないところも、同じくカットされます。

私は、自社ホームページが全てと言っているのではありません。要は、相乗効果で効き目があるのです。



ホームページの目的

引き続き、Yビジネスホテルの社長さんとの会話です。
Y社長:「世の中のホームページは間違っている。」
私:  「どんなところが・・・」
E社長:「大事なのはテキストだよ、テキスト。画像はほとんど使わなくていい。文章で詳しく説明することが大事だよ。」
私:  「・・・」
全く間違いではないのですが、ホームページの目的によります。

もし泊まろうと思ったホテル・旅館の部屋、ロビーがテキスト文章のみで説明されているだけだとしたら、あなたはそのホテル、旅館に泊まりたいですか? 売れっ子作家が執筆してくれれば別ですよ。

確かに、テキスト文章は必要ですよ。画像だけでは表現しきれません。
どちらも同じ様に重要です。画像、テキストのどちらが欠けても駄目です。予約は取れません。

実際、予約が取れないと悩んでいるホテル、旅館、民宿、ペンションの大半は画像と文章を上手く使えていません。結局、この仕組み作りが出来ていないが為に、予約の取れないホームページが出来上がるのです。

ホテル、旅館、民宿、ペンションのHPの目的ははっきりしています。予約を取ることです。


ホームページ制作に見る宿泊施設選定の動機

お客様は、どの部分を気に入ってあなたのホテル・旅館に決定したのでしょうか。料理の品数が多いから・・・、それもあるでしょう。部屋が清潔そうだから・・・、それもあるでしょう。外観が気に入って、お風呂を気に入って・・・。

世の中、色々なHPが存在しています。予約が全く取れないホームページ。何百件もの予約があるホームページ.果してこれは偶然なのでしょうか。いいえ、偶然なんかではありません。全てに理由があります。料理ひとつとっても、それを美味しく見せるコツがあります。見せ方があるのです。

先日、ビジネスホテルFの社長さんとお話した時のことです。
F社長:「差別化といってもねぇ・・・。ビジネスホテルの場合はどこも似たり寄ったりのつくりやしねぇ・・・。」

実はちがうんですねぇ。ここでいうところの差別化とは、全く同じ物でも見せ方、表現の仕方によって、全く異なった物に見えるということです。


では実際、どういったホームページをつくれば予約がとれるようになれるのか。
これについては、他のページを参照してください。
  1. ―実際の商談現場から
  2. ―実際の商談現場(番外編)
  3. ―究極の顧客管理とは
  4. ―データーに見る観光産業の実態
  5. 宿泊予約サイトの比較
  6. ―なるほど!HPキーワード
       

あと、2002年4月から発行するメールマガジン(週刊)の中で、実践的な方法論を解説していくつもりです。・・・・・・メールマガジン発行のページ参照。




 

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