懸賞は予約に結びつくか



お気に入りと懸賞の関係


企業サイトでよく見かけるのが、懸賞広告であります。

簡単な質問が用意されていて、それに答えて応募すると、抽選で商品が当たる、というシステムです。

企業にとっての利点は、
  1. 自社製品の宣伝効果
  2. 自社ホームページの宣伝、集客に結びつく。
  3. 個人情報を取得することで、マーケティングに利用出来る。
  4. 質問の回答で、消費者の嗜好動向がわかる。
そしてなにより、”お気に入り”に登録してもらえる確立がたかくなります。それは、将来的に企業の提供するサービスを利用してもらえる可能性がたかくなることを意味しています。

数は少ないですが、宿泊施設サイトの中にも見受けられます。ひとえに、”予約”に結び付けるためであります。

さて、この懸賞(仕掛け)ですが、宿泊施設業の場合、果たしてどの程度、予約に結びついているのでしょうか。現実は、ほとんど予約に結び付いていません。挑戦されて、たいして効果がなく、途中で止められているところが大半です。懸賞応募をホームページに載せると、一時的にアクセス数がアップするかもしれません。でも、ただそれだけです(長い目で見れば、少しは貢献しているかもしれませんが・・・、なによりお金が掛かりすぎます)。


まず、懸賞に応募される方の大半は、別に旅行がしたいがためではなく、ましてや、そのホテル、旅館に興味があるわけではなく、懸賞商品そのものに興味があるから応募するのです。懸賞というのは広告の一貫ですから、非常に長い目で見ないといけません。まあ、宣伝広告として、企業のイメージアップにでもなれば、ぐらいで調度いいのです。そういった意味で、イメージ広告に近いものがあります。即効性はありません。ですから、資金に余裕のある大企業向きのシステム(仕掛け)といえるでしょう。




割引限定クーポンの仕掛け


オプトイン・メールを利用して送られてくる宿泊施設の情報の中に、「応募者の中から、限定○名様に、宿泊割引クーポンを進呈中」などの情報を提供しているホテル、旅館があります。これは、懸賞と同じく、自社ホームページへの誘導を図る仕掛けのひとつですが、こちらの方がレスポンス率は高いといえるでしょう。



懸賞と限定クーポンの違い、

懸賞 限定クーポン
オファーの内容 懸賞商品と販売商品(宿泊)とは、なんの関係もない 販売商品と関連している。オファーの延長線上に、予約がある。
お客様との関係 次の行動に、結びつかない。商品が届いた時点で、関係は終わる。 宿泊してはじめてサービスの提供を受けることが出来るため、当然、関係が続く可能性が高い。しかも、宿泊客以外の人に提供する必要がないため、無駄な出費はおさえれる。



割引クーポンの場合は、まず、自社ホームページへ誘導することからはじまります。しかも、宿泊を前提としたサービスであることを納得したうえで受け取っているので、利用する可能性は高いです(相対的に見て)。インターネット割引きを積極的に仕掛ける方法といえます。


よくクリーニング店などで、顧客に割引クーポン付きDMを発行されているのを見掛けますが、あれも利用率は高いといえます。ただ、この場合のDMは、リピーター向けのシステムですが、オプトイン・メールの場合は、新規客獲得向けであります。


(補足 1) クリーニングのDMも、衣替えの季節であるとか、時期があるように、当然、割引クーポン発行の時期があります。いつも、いつも発行していると価値がなくなりますからね。



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